台湾の代表料理「魯肉飯(ルーロー飯)」。炊き立てのご飯の上に香辛料の風味が香るプルプルの豚バラ肉が最大の魅力で、お肉好きの人で嫌いな方はいないのではないでしょうか?
「けど、ことわたしに関しては年のせいか中盤くらいで脂っぽいのがしんどい・・・?」
学生の頃は「脂身しか食わん!!」とさえ思っていたのに、最近ではそんな風に感じるようになってきました。
でもいざ作れば子どもは喜ぶし、自分も味自体は好きなので、これからもルーロー”ファン”であり続けるため、この脂濃い濃い問題を解決する決意をしました!
ルーロー飯にレシピは様々ありますが、豚バラのブロックを使うのがほとんどかと思います。
けどやっぱり豚バラは脂が多めだし、じゃあ豚バラ以外のお肉で作ってみようとなりました。
ということで、あれこれ考えていても始まらないので、ママチャリで近所のマミーマートさんへGO!
→そして到着するもノープランでお肉売り場で来たのでさっそく立ち往生w
と、いつも買っている豚バラブロックの横にある豚ロースに着目。
「そもそも豚はバラとかロースとかあるけど、脂身が多い少ないくらいの認識で、豚さんのどの部分を指すのか全くわからんなぁ」

ということで無料の豚さんの部位イラストをお借りして、主な部位のお勉強をしてみました。
【ロース】
背中側の肩から腰にかけての真ん中の部位。英語のロースト(roast:炙る)が語源という説あり
赤身と脂肪のバランスが良いため、さまざまな料理に適している。
【ヒレ】
ロースの内側にある部位。一頭から取れる量はほかの部位の十分の一ほどと希少のため値段も高い。
脂肪が少ないため、揚げ物などに向いている。
【バラ】
お腹の部位。脂身と赤身が層になっていて「三枚肉」と呼ぶ。あばら骨の周辺にあり、「あばら」の頭一文字を省略して「ばら」になった。脂身の特徴を活かした煮物や角煮、チャーシューなどに適している。(ルーロー飯にも基本バラ肉が使われる)
【モモ】
名前のままの太ももの部位。筋肉が多い部位のため、脂身少な目でヘルシー(鶏の場合はケンタッキーなどでも有名な鶏ももは脂身が多いですが豚さんだと違うのですね)。テレビなどで太ももを「ハムストリングス」というのを聞くことがありますが、欧米でハムをつくる場合はこの部位を使うことが多い。
・・・ふむふむ。
恥ずかしながら、今まで何気なくスーパーで手に取っていましたが、豚さん完全シロウト人間のわたしには、これだけの情報でもかなりの勉強になります(‘;’)
ということで初歩知識を得て、ではバラ肉以外どう選択をしようという検討の結果、ロースのブロックの代用を決めました。
さて帰るかな、とレジに向かいかけたところ鶏肉コーナーで半額シールが貼られた鶏むね肉が目にとまりました。
鶏のむね肉といえばパサパサお肉の代名詞・・・
こいつを豚バラの代用として使うにはレベル高すぎか!?
と一瞬ひるんだのですが、最近、YouTubeで紹介されていた鶏むねのサラダチキンをつくったときに、に鶏むねということを忘れるくらいにプリプリ食感になり、パサパサ感はまるで消えていたので、鶏むねと豚ロースのミックスでつくることにしました。
それぞれのお肉をサイコロサイズに切ります。

フライパンにごま油をしき、火を通して、擦ったニンニクとショウガを加えました。

その後、オイスターソースとパンチを加えるため豆板醤を適量入れて、ネギとゆで卵を添えて完成!!

果たして、そのお味は!
モグモグ・・・(^-^;
うまい!(^^)!
・・・ような気がするけど、脂身のプルプル食感は当然なく、ルーロー飯感は皆無でした(^-^;
見た目はルーロー飯かもしれないけど、まったく別の料理と言えるでしょう!
なので子どもの反応は微妙!大人はまぁこういうのもありかな?って感じになると思います。
ということで、今回の反省点は以下の通りです。
- ルーロー飯を名乗る料理にするには豚バラ肉は必須。
- 豚バラ半分、豚ロース半分はありかも。
- さらに攻めて鶏ムネを使うなら、事前にサイコロサイズに切った後、塩こうじで漬け込むなどしてパサパサ具合をなくす処理が必要。
今後も今回の反省を活かし、アラフォー世代にフォーカスしたルーロー飯にめげずにチャレンジしていきたいと思います!(^^)!